任天堂に転職/就職したい!向き不向きを徹底解説【採用求人に応募する前に】

ゲーム大手の特徴

2021年4月6日 2021年7月20日

日本一のゲーム会社

この記事では、任天堂の転職を考えている方向けに
採用基準と、向いている人材及び向いていない人材をまとめました。

記事の信頼性ですが、筆者は業界歴15年の採用側に立つ者です。
特にゲーム大手に関しては何社と経験し、情報網も多岐に渡ります。
また、派遣社員、業務委託契約、契約社員、正社員と全ての雇用形態を経験しております。

そんな筆者の観点から、他のネット記事には無い情報をメインに記事を作成しました。
任天堂に転職を検討されている方の参考になれば幸いです。

また、当ブログでは他のゲーム大手会社についてもまとめてあります。
ゲーム大手9社をまとめてありますのでこちらもご覧ください。

結論 : 向き不向きについてと採用基準について

任天堂が向いている方

  • 任天堂タイトルでの経験を積みたい
  • 関西(京都)で働きたい
  • 安定した高収入を得たい
  • 組織の一員として狭い裁量でも問題無い

任天堂が向いていない方

  • ハイエンドグラフィックの環境で働きたい
  • ゲーム作りに関心がない
  • 関東で働きたい

採用基準として重要な要素

  • 学歴
  • 任天堂のゲームと他社のゲームの違いを言語化できる
  • 組織の一員として今までどうやって働いたか、これからどうやって貢献できるかを言語化できる

向き不向きについての詳しい説明までジャンプする

基本情報

会社名任天堂
従業員数4,601人
売上高1兆7589億1000万円(連結)
メインコンテンツゲーム機本体 / コンシューマーゲーム / スマホゲーム
本社所在地京都市南区
主なタイトルマリオシリーズ ゼルダの伝説シリーズ あつまれどうぶつの森シリーズ

会社としての特徴

圧倒的な会社規模

皆さんご存知の通り、任天堂は日本一のゲーム会社です。

売り上げ面ですとソニーの方が高いという側面もありますが、
この辺りで比較するのは無粋でしょう。
(外資の割合が高いSIEと比較するのは割愛します)

ハードウェアとソフトウェアの両立

こちらも共通認識ですが、
任天堂はハードウェアとソフトウェアを開発しています。

ゲーム業界で働いた経験のある方なら分かるかもしれませんが、
これは働き手にとって非常に大きなメリットです。

Nintendo SwitchやPS5といったハードウェアは中身が非常に複雑で
同じソフトでもハードウェアに合わせて開発しなくてはなりません。

そうすると開発工程が大きく膨らみ、
各ハードウェアごとの調整が必要になります。

また、基本的に社外で作られたものに対してソフトウェアを開発する必要があるため、
社内のエンジニアが中身を全て知っているわけもなく、苦労します。

しかしハードウェアを自社開発している企業は
基本的に自社のハードウェアに合わせて開発すればいいわけです。
分からないところは社内のエンジニアに聞けば解決しますし、
他のハードウェアで出す必要もありません。
これは非常に大きなメリットです。

本社が京都

これも大きな特徴の1つです。

後述しますが、任天堂でガッツリと働きたいのであれば
関東ではまず無理です。

大事な仕事は全て京都本社に集中しており、
人数も圧倒的です。

都内にも支社はありますが、
任天堂の長い歴史から見ても京都と切っても切れない関係にあるのです。

ちなみに面接時にかかる費用は企業側が支払ってくれます。
新幹線を使う場合も同様です。

向いている人材

任天堂タイトルでの経験を積みたい

重要です。

筆者の考えとしては、
必ずしも自社のタイトルにこだわりや誇りを持つ必要はないと思っています。
無理に好きになる必要もありません。

ですが、任天堂の場合は少し特殊で
「任天堂のタイトルを任天堂で作る」という点に意味があります。

まず前提として、任天堂のタイトルを開発している会社は
国内に点在しています。

スマブラはバンナム、マリオカートツアーはDeNAといった具合で
他社がメインで開発しているタイトルは複数あります。

しかしマリオシリーズやゼルダの伝説といったメインタイトルは
京都の任天堂本社で開発しており、ここで働くことに意味があります。

今まで任天堂がどの様な経緯でゲームを開発してきたか、
なぜヒットを連発できたか、ブランド価値を上げられたかといった
重要な理由が、本社で働く事で少しずつ分かってきます。

他の会社では得られない経験をしたいという方にはおすすめです。

関西(京都)で働きたい

任天堂の大きな特徴の1つは、京都に本社がある点です。

関東にも支社はありますが、京都本社とは規模が比べ物になりません。
これから転職を考えているのであれば、京都で働く前提で考えた方が良いです。

カプコンもそうですが、本社が西日本にあるゲーム会社は
基本的に都内の支社は非常に小さいです。

逆にスクウェアエニックスは割と大きい支社が大阪にありますし、
Cygamesも積極的に大阪オフィスを拡充させています。

この辺りは企業による個性が出ます。
ちなみに任天堂の本社はいわゆる京都市内というよりも、
京都駅から少し離れた南区という場所にあります。
本社の周りにははっきり言って何もないのでご留意ください。

安定した高収入を得たい

こちらの記事でも紹介しましたが、任天堂の給与はゲーム業界内では随一、
国内の全ての企業の中でも上位に属します。

外資系のように若手からドカッと収入を得ることはできませんが、
長期的な視野で見ると十分な好待遇です。

ですので短期的な働き方というよりも、
長期的に安定した高収入を得たい人におすすめです。
事実、任天堂の離職率は他社よりも圧倒的に低く、
社員の多くが安定的な働き方をしています。

組織の一員として狭い裁量でも問題無い

あまりいないかもしれませんが、
任天堂に転職するにあたって自分の我をつらぬくというのは難しい話です。

数あるゲーム会社の中でも、
任天堂はゲーム作りに関して非常に厳しいルールを敷いています。
それ故にヒットタイトルを連発出来ますし、これからもそうでしょう。

反面、1人1人が持てる裁量は僅かなものです。
これは大企業ゆえの悩みですが、
その中でも特に任天堂はゲーム作りのノウハウがある分
個人に委ねられる裁量は多くありません。

それでも問題無い、むしろありがたいという方は任天堂に向いています。
上記あわせて4つの向いている要素のうち、
3つ以上当てはまる場合は任天堂に適性があると言えるでしょう。

向いていない人材

ハイエンドグラフィックの環境で働きたい

これは任天堂がグラフィックを重視していないという意味ではありません。

世界に様々なゲーム開発会社がある中で、
グラフィックに重きを置く会社は多くあります。
グラフィックが1番重要というスタジオもあります。

任天堂の場合、ゲームにおいて最も重要なのは
ハイエンドグラフィックではないということです。
Nintendo Switchを見れば分かるように、
グラフィック性能だけで言えばPS4や5の方が断然上です。

CGそのものに対しては任天堂は常に研究開発を続けており、
プリレンダリングの技術レベルも国内では上位でしょう。
ですが、リアルタイムレンダリングのハイエンドグラフィックを望む人にとっては
任天堂は向いていません。

グラフィックを追求するのであれば、
スクウェアエニックス、ポリフォニーデジタル、小島プロダクションあたりがおすすめです。

ゲーム作りに関心がない

当たり前だと思う方がいらっしゃるかもしれませんが、
実は当たり前ではありません。

普通はゲーム会社に勤めているからといって、
ゲーム作りに興味がある必要はありません。
そもそもサラリーマンですので。

クリエイティブな職場だからといって
全員が興味を持たなければならないというのは偏見です。
実際、ゲーム会社においてゲーム作りに興味がある人自体少数派でしょう。
(プランナーやディレクターは別ですが)

しかし、任天堂の場合は少し事情が違います。
エンジニアやアーティスト、PMに至るまで
自分たちがどういう考えで
ゲーム作りをしているかを重視します。

どうすればユーザーが満足するのか、
どうすれば面白いゲームが作れるのか
この視点が重要になってきます。

ゲーム作りに興味が全くない人はこれは苦痛です。
ですがやっていく内に興味が持てれば良いので、
現時点であまり深刻にならなくても大丈夫です。

関東で働きたい

何度もお伝えして恐縮ですが、
任天堂で働く場合はほぼ京都一択です。

とはいえ事情のある方もいらっしゃるかと思いますので、
東京支社で働く手段もあります。

ですがその場合は開発の中核には携われない点に注意しましょう。

採用基準として重要な要素

学歴

業界内では有名な話ですが、
任天堂は中途採用でも学歴を見ます。

新卒採用では多くの会社が高学歴を好むのは事実です。
ですが中途にまで学歴を求めるのは正直珍しいですね。

ある程度の大卒、院卒あたりであれば問題ありませんが、
アーティスト職以外での専門卒、高卒辺りは厳しい戦いになるでしょう。

もしあなたが学歴に自信が無く、中途採用を望む場合は
一度転職エージェントに相談することをおすすめいたします。
彼らはそういったケースに対して臨機応変にフォローできるスキルを持っています。
おすすめの転職エージェントはこちらからご覧ください。

関連記事:ゲーム業界におすすめの転職エージェント9社を徹底比較】

任天堂のゲームと他社のゲームの違いを言語化できる

重要なポイントです。

先述の通り、任天堂はゲーム作りに対するルールや信念が非常に強く、
他社との差別化が強いです。

例えばPlaystationが登場した時、
その後に登場したNintendo 64はCDではなくカセットでした。

CDの方が容量が多いのになぜカセットにしたのか。
これは、カセットの方がロードが速いからです。

当時Playstationは画質の進化が謳われましたが、
反面ロード時間がかかりました。
Nintendo 64はカセットの為ロード時間がPlaystationよりも短く済みました。
逆に容量が少ないというデメリットは、
開発者側の努力でカバーしたという訳です。

このように、ユーザー目線でものづくりをしてきた任天堂の信念を
いかに理解できているか、その上で貢献できるかが重要です。

組織の一員として今までどうやって働いたか
これからどうやって貢献できるかを言語化できる

任天堂は組織の規律を重視する会社です。

会社によってはスキルを最重要視する場合もありますが、
任天堂を受ける場合はスキル一本でいくことはおすすめしません。

スタッフの一員として、いかにプロジェクトに貢献できるかを
整理した上で面接に臨みましょう。

逆に言えば、任天堂に転職する際に高いスキルは必要ありません。
ある程度のスキルがあれば問題ないです。
(実はほとんどの会社でそうですが)

もしスキルに自信が無くて面接を受けるのをためらっているのであれば、
エージェントに相談しましょう。
そこで問題無ければOKです。

まとめ:難易度高いイメージの払しょくを

いかがでしたでしょうか。

任天堂というとかなり就職難易度が高いイメージがありますが
それは新卒採用の話です。

中途採用は他の企業同様流動的に行っていますので、
今回の記事がご参考になれば幸いです。

先述しました通り、転職活動は1人で行うよりも
エージェントのサポートを受けた方が得策です。

具体的なエージェントの比較はこちらの記事からご覧ください。

ぽっこら

ぽっこら

一般企業→映像業界→ゲーム業界 業界歴は15年以上になります。 ゲーム業界に入りたい方、ゲーム業界で転職したい方の参考になれば幸いです。

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