大手ゲーム会社に転職/就職する為の5つのポイント【採用求人に応募する前に】

ゲーム大手の特徴

2021年4月6日 2021年7月21日

この記事では、主にゲーム業界での転職活動者向けに
大手に転職/就職するポイントをまとめました。

これからゲーム業界に入る方、又はゲーム業界内で転職する方にとって、
ネットだけではリアルな情報は入りにくいものです。

筆者は業界で15年のキャリアを持ち、
転職した経験も、採用側としての経験も豊富にあります。

そんな筆者の観点から、現場の肌感を重視した記事を作成しました。
詳しい記事は上記のリンク先に会社ごとの記事がありますので、
そちらをご参照ください。

➀転職エージェントサービスを使う

転職エージェントサービスは使うことをおすすめいたします。
はじめての転職の方、業界未経験の方、ベテランの方など
年齢や経験問わずおすすめです。

ゲーム業界は非常に流れの速い業界です。
その中で各企業が今一体何をやっているのか、どの様な方向にシフトしていくのか
自分1人で調べるのは非常に大変です。

また、各企業ごとの部署構成や、所属タイトルなど調べるのは限界があります。
後述しますが、自分の市場価値を知るのにもいいですね。
企業に自分の強みもアピールしてくれます。

面接の日時調整も代行してくれます。
現職で忙しい方にとってはありがたいシステムです。
万が一仕事が重なってしまった際も、先方にフォローしてくれます。

この様に、転職エージェントは転職者の強い味方となります。
具体的にどのエージェントが良いのかは下記の記事にまとめましたのでご覧ください。

関連記事:ゲーム業界におすすめの転職エージェント9社を徹底比較

また、エージェントサービスを利用する上でのメリットデメリットが知りたいかたは
こちらをご覧ください。

関連記事:ゲーム転職エージェントを挟むメリット / デメリット7選

②自分の市場価値と企業の相場を知る

どちらも重要です。

まずは自分の市場価値を見定めましょう。
これは先述の転職エージェントに相談するのがおすすめです。

そして企業の相場、これが複雑です。
参考までに、当ブログのこちらの記事をご覧ください。

関連記事:大手ゲーム会社年収ランキング【任天堂 / スクエニ / カプコン / バンナム / Cygames / ゲームフリーク / コナミ / DeNA / セガ / アカツキ】

こちらにある通り、企業によって給与体系はさまざまです。
ポイントは主に以下の2つです。

・企業が年功序列で上がっていくかどうか
・実力主義の場合、最大どこまで出るか

まず年功序列の場合、ある程度年収の見当はつきやすいです。
契約社員の場合は正社員よりも2割減くらいを想定しましょう。

そして後者ですが、実力主義の場合でも企業によって出せる限度額がバラバラです。
恐らくゲーム業界の頂点はゲームフリーク、ナイアンティック、Epicあたりでしょう。
次点としてスクウェアエニックス、任天堂あたりがきますが、いずれも正社員登用はハードルが高いです。

実力主義ではなく、年功序列の強い会社に行くのも1つの手です。
30歳で600万円、40歳で900万円くらいがゲーム業界の上位層といったところです。
他の業界では正社員で30歳1000万円という会社もありますが、
ゲーム業界で1000万円を超えるには一部の会社の一部の社員になるしかありません。

③正社員と契約社員の違いを知る

雇用形態とは、主に正社員、契約社員、派遣社員、フリーランスを指します。
今回は企業への直雇用がベースの話ですので、正社員と契約社員に関して説明いたします。

まず大前提として、ゲーム業界も他業種と同じく正社員は高いハードルです。
未経験者はまず契約社員かアルバイトからスタートというのがほとんどです。

未経験者から正社員待遇を勝ち取った人の例として、
職種の近い映像業界からの転職や、ほとんどいませんがGoogleなどの大企業からの転職などです。

では正社員と契約社員何が違うのかと言えば主に3つです。

・給与 / 福利厚生
・マネジメント
・長期的な視野

まず1つ目が分かりやすいですね。
基本的に正社員の方が契約社員よりも給与が上です。
(もちろん新卒1年目の正社員より10年目の中途契約社員の方が高いといった例はありますが)

主に違うのはやはりボーナスです。
ボーナスがそもそも契約社員には支給されないパターンと、大きく減額するパターンですね。
あとは福利厚生として家賃手当てがある・ないといった違いなどもよくあります。

2つ目がマネジメントです。
これは、マネジメント層は全員正社員と考えて相違ない、ということです。
早くマネジメント層に行きたい方は、これから伸びると思われる中小ベンチャーをおすすめします。
そこで会社とともに成長すれば、マネジメント層の椅子を先取りできます。

3つ目が重要です。
正社員入社の場合、企業としては長期雇用を考えるため長期的な視野で考えられます。
その人自身が成長しているかどうか、キャリアはうまくいっているかどうか、
こういった点を長期的に上司と考えます。

しかし契約社員の場合、基本的には与えられた仕事をこなしたかどうかが重要です。
こなした上で優秀と思われる人材が正社員登用の道が開けます。
そこから長期的な視野で企業にとって考えられるという訳ですね。

そして、ここが分かれ目です。
「給与が低くても正社員」「少し高いけど契約社員」
この様な2択を迫られたときに自分はどちらに行くべきか、悩みますよね。
長期的な視野を持って会社に勤めたいなら前者、給与を重視するなら後者です。
自分のキャリプランにあった選択を心がけましょう。

④各企業の組織構造を理解する

組織構造で重要なのは主に2つ

・部署がタイトルを持っているかどうか
・部署によって全く違う空気かどうか

まず部署がタイトルを持っている場合ですが、
この場合は入社したらまずは1タイトルしっかりとやるというタイプです。

「このタイトルで仕事をするにはこの部署に応募してください」
という形式をとっているので、希望タイトルがあればまずは部署を調べましょう。

逆に部署がタイトルを持っていないというのは、
部署からタイトル(プロジェクト)に派遣されるシステムの会社です。

この場合は部署を移動せずともタイトルを変えられるので、
比較的容易に仕事内容を変えることが出来ます。

まずはこのタイトルが部署に紐づいているかどうかを調査しておきましょう。

次に部署によって空気が違うかどうかという点です。
これは転職前によくリサーチしておきましょう。

例えばネットの口コミで、「〇〇という会社は残業が多すぎる」
と書かれていても、全く同じ会社の口コミで「残業が全くない」
と書かれていることがよくあります。

他の業界でもそうですが、部署が違えば労働時間も風土も全く違うということは多いです。
特に大手になるほど顕著です。

ネットで口コミを見る場合は、
会社全体か、部署か、プロジェクトかどれについて語っているのか
しっかりと把握した上で情報を収集しましょう。

⑤各企業の特徴を抑える

任天堂

日本随一のゲーム企業

もはや説明不要の大企業です。
ゲーム業界のみならず、日本の上場企業の中でも随一の売り上げを誇り、
コロナ渦でもその強さは発揮されています。

Nintendo Switchの爆発的なヒットと、それに続くソフトウェアの評判も上々です。
最近ではあつ森のブームが記憶に新しく、社会現象にもなりました。

高倍率の新卒採用と安定した中途採用

会社としての売り上げに比例するように、
平均給与もゲーム業界では随一です。

それもあってか転職の倍率は非常に高く、
Google検索でも2位のDeNAに3倍の差を開いて
「任天堂 採用」というキーワードで検索されています。

新卒採用の場合、学歴が大きく影響します。
高卒や専門卒でも合格するケースは勿論ありますが、過半数が大卒または院卒です。
これに関しては、他の企業も大卒有利には変わりありませんが、特に任天堂は顕著です。

中途採用の場合、学歴は新卒ほど有利に働きませんが
他の企業に比べると大卒以上を好む傾向が強いです。

また、いかにスキルがあろうとも、
「その人材が任天堂にフィットするかどうか」を重視します。
特に「あくまで組織の中の一員としてうまく働けるかどうか」としての目線が強く
その辺りがカプコンやスクウェアエニックスとの違い言えます。

もしあなたが任天堂にどうしても転職したいのであれば、
「なぜ任天堂でなければならないのか」と、
「自分が組織に対して出来る貢献」をまとめておきましょう。
あくまで一個人としてどうプロジェクトに貢献するかが見られます。
詳しくはこちらの記事もご覧ください。

関連記事:任天堂に転職/就職したい!向き不向きを徹底解説

スクウェアエニックス

国内最高のグラフィック

言わずと知れたFinal FantasyやDragon Questを擁する大企業です。
昔からグラフィックの最前線を走っており、今なお国内外から強い人気を誇ります。

近年ではNieRやオクトパストラベラーといった新規IPも順調で、
企業としての底力を感じます。

部署による派閥有り、タイトルに要注意

まず、大前提として部署ごとで大きく業務内容が異なります。
コンシューマー部門とスマホ部門という分け方ではなく、
部署ごとに開発タイトルが決まっています。

例えばファイナルファンタジー14や16は第三開発事業本部、
ドラゴンクエスト12(開発中)は第二開発事業本部といった形です。
転職の際に希望するタイトルがある場合は注意しましょう。

また、部署によって風土も大きく違います。
詳しい内容は下記にまとめてありますので、ぜひご覧ください。

関連記事:スクエニに転職/就職したい!向き不向きを徹底解説

カプコン

常に安定したヒットを連発する関西の老舗

カプコンは数多くのヒットタイトルを持つ関西を拠点とするパブリッシャーです。
モンスターハンター、バイオハザード、デビルメイクライといった有名タイトルを
短いスパンで確実にヒットを飛ばすのが特徴です。

5年程前までは大手ゲーム会社の中では売り上げや給与の面から
トップ群に比べると一歩遅れている印象がありましたが、
モンスターハンターワールドの世界的ヒット以降はそのイメージも変わりました。
日本を代表するゲーム会社と言って良いでしょう。

古い風土は抜けきれず

長い歴史を持つことから、どうしても年配の働き手の中には
古い考えを持つ人々が少なくありません。

もし若い年齢でカプコンへの転職を考えているのであれば、
自分が行く可能性のある部署の社風は調べた方が良いでしょう。

カプコンは開発体制がはっきりと2つに分かれています。
バイオ系とモンハン系です。
ざっくり言えば前者が体育会系、後者はゆったりとした雰囲気です。
技術レベルでは前者の方が勝ります。
詳しい内容は下記よりご覧ください。

関連記事:カプコンに転職/就職したい!向き不向きを徹底解説

Cygames

ウマ娘のスマッシュヒット

2021年上半期のスマホ業界の話題はウマ娘一色と言っても過言でありません。
それまでは売り上げランキングの4位5位あたりを推移するタイトルが多かったのですが、
ウマ娘は圧倒的1位を何週も連続で保持しています。

スマホゲームのノウハウを貯め、優秀な人材を集め、的確なマーケティングを行い
十分な開発期間を持ってリリースした正にこの会社の総決算と言える出来栄えとなりました。

協調性を重視する風土

Cygamesは今回紹介する大手ゲーム会社の中では歴史の浅い会社です。
2021年で丁度10年の節目を迎えますが、実際の社風はいわゆるイケイケベンチャーとは異なります。

全体的に協調性を重視する為、
成果だけを重視する風土が良い方にはお勧めできません。

協調性に重きを置くのは、上からの指示が混乱しないためでしょう。
こちらは現場の実力以上に、役員以上が判断した企画や方向性が強力です。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。

関連記事:Cygamesに転職/就職したい!向き不向きを徹底解説

バンダイナムコ

売り上げ日本3位の実力

一般的な認識ではゲーム業界と言えば任天堂とソニーが有名です。
では一体どの会社が3番手かというと、バンダイナムコHDです。

家庭用ゲームはもちろん、アミューズメント事業が強く、
会社の中でも大きく2分されています。

クリエイティブよりも売り上げ

スマブラをどうしても作りたいという方は任天堂よりもこちらが良いでしょう。
一般的には認知されていませんが、公式でもスマッシュブラザーズの受注開発を公表しています。

反面、他のコンシューマータイトルに関しては勢いがありません。
ACE COMBATや鉄拳がどうしても作りたいという方は別ですが、
カプコンやスクウェアエニックスと比べてIP力が弱く
クリエイティブというよりは会社全体の売り上げ先行が目立ちます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。

関連記事:バンダイナムコに転職/就職したい!向き不向きを徹底解説

セガ

老舗でありながら新しく広いオフィス

昔はハードウェアを生産していたセガですが、
現在はソフトウェア開発とアミューズメント事業が主軸です。
売り上げ高はピーク時に比べると半分ほどですが、
今なお根強いファンを持つ老舗です。

公式のこちらでも紹介されていますが、
新しい大崎のオフィスは非常に広く、清潔感があります。
筆者も様々なオフィスで働いた経験がありますが、
現時点でゲーム業界の中では最も広くて快適なオフィスかもしれません。

決め手に欠けるIPと薄給

龍が如くシリーズやソニックシリーズが有名ですが、
売り上げを考えると他の会社に一歩二歩劣ります。

また、給与体系は決して良い訳ではないので
年収を重視する方にはお勧めできません。
昔からそうですが、セガは経営の舵取りのタイミングを外すことがあります。
オフィスに力を入れてもコロナ渦に入ってしまっては効果激減です。
その分現場の給与に還元して欲しい社員も多いでしょう。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。

関連記事:セガに転職/就職したい!向き不向きを徹底解説

コナミ

モバイルへの移行

KONAMIはウイニングイレブンやパワプロといったメジャータイトルを持ちつつ、
スマホではプロ野球スピリッツが堅調な売り上げを推移しています。

業界でも知らない人が多いのですが、
スマホでは当たり前となったガチャシステムを作ったのもこの会社です。
スクエニやカプコン程の派手さはありませんが、
企業としての底力を感じます。

スポーツIP以外の乏しさとトップダウン経営

スポーツ系のIPはめっぽう強いイメージですが、
昨今ではRPGやアクションといったジャンルには目立ったタイトルがありません。

また、同族経営で知られる同社はトップダウンの思想が強く、
人によっては合う合わないが分かれる点と言えます。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

関連記事:コナミに転職/就職したい!向き不向きを徹底解説

DeNA

ゲーム以外にも幅広い事業分野

今やゲーム会社とは言えない程広い分野をカバーしている
大企業です。

十数年前はモバゲーのイメージでしたが、
今ではポケモンやファイナルファンタジーのスマホゲームを扱っています。

ゲーム以外の売り上げが高く、全体的な給与も他の大手よりも
高い為、年収を重視する方には1つの選択肢になるかもしれません。

新卒とエンジニアの好待遇、デザイナーとしての魅力とは

こちらの記事でも記載しましたが、特にエンジニアと新卒が年収面では有利です。
デザイナーとしてキャリアを積む上では、懸念点があります。
まず、グラフィックレベルが高くない為キャリアになるかどうかという点、
そして希望した年収が通るかどうかという点です。

もしデザイナーとして年収を重視するのであれば交渉を積極的に行うべきです。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。

関連記事:DeNAに転職/就職したい!向き不向きを徹底解説

ゲームフリーク

圧倒的高収入が望める

一般的な認知度は劣りますが、
ゲーム業界においてゲームフリークはポケモンの開発会社として非常に有名です。

その収益性の高さから、
ゲームフリークでは高収入を得られるイメージが定着し、
実際に公式でも非常に高い数字を示しています。

ポケモン一択の採用枠

問題はポケモン一択の仕事内容という点です。
厳密にはそれ以外もありますが、事実上ポケモンを作ることを想定して
転職活動を行うべきでしょう。

また、給与の高いイメージのあるゲームフリークですが、
低い年収で働いている方も一定数います。

これは雇用形態の違いとキャリアによるものですが、
一概に平均的に高い給与ではない点に注意しましょう。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。

関連記事:ゲームフリークに転職/就職したい!向き不向きを徹底解説

流動的なゲーム業界は内外からも転職しやすい部類

いかがでしょうか。

ゲーム業界は他業種と比べても流動的であり、
人員も常に移り変わっています。

海外から日本のゲーム業界に来る人もいますし、
日本国内でも未経験で転職可能です。
昨今の巣籠り需要にも強く、業界としてまだ伸びしろがあります。
転職の選択肢の1つとしていかがでしょうか。

他の記事でも述べていますが、
転職の際は転職エージェントの利用をおすすめいたします。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。

また、年収に焦点を当てた記事はこちらをご覧ください。

ぽっこら

ぽっこら

一般企業→映像業界→ゲーム業界 業界歴は15年以上になります。 ゲーム業界に入りたい方、ゲーム業界で転職したい方の参考になれば幸いです。

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