ゲーム転職エージェントを挟むメリット / デメリット7選

転職エージェント

2021年3月27日 2021年4月13日

転職をする際、1人で企業研究を行いながら面接をこなしていくというのは非常に大変です。
特に初めての転職ではなおさらと言えるでしょう。

ゲーム業界に限らず、転職エージェントは転職の際に非常に心強い味方です。
求人票の収集、企業研究、面接のスケジュール調整、内定後のサポートまであらゆるサービスが整っています。
そんな素晴らしいサービスが、ほとんど無料で受けられるというのですから利用者にとっては有り難い話ですよね。

ですが、無料の裏には当然カラクリがあります。
ビジネスである以上、お金の流れが生じているので無料で受けられるという訳ですね。

今回はそんな転職エージェントについてのメリットとデメリットをご紹介いたします。
筆者はゲーム業界に15年以上在籍し、転職エージェントを利用して内定を頂いて実際に働いた事もあります。
また、実際に20人以上のエージェントの方とも相談しました。
ゲーム業界内外から転職を考えている方には、「自分は転職エージェントを利用すべきかどうか」がこの記事を読めば分かります。

結論を申し上げますと、「転職をする上で年収を最も重要視する方」は、転職エージェントを使わずに企業の採用ページから応募した方が良い場合があります。
それ以外の方には転職エージェントはお勧めのサービスです。

では、参りましょう。

メリット① 自分に合った求人票がすぐに見つかる

転職活動の理由は人それぞれです。
収入を重視する方、時間を重視する方、場所を重視する方など、人によって目的は大きく違います。

その上ゲーム業界と一言によっても様々ですから、求人票は膨大な量になります。
その中から自分にぴったりの求人を探すのは至難の業です。

転職エージェントの最大の強みは、「第三者目線から見たその人にマッチした求人がすぐに見つかる事」です。
これは非常に大きなメリットと言えます。

これはゲーム業界に限定した話ではありませんが、
「自分に合った企業を探す」というハードルがそもそも高いんですよね。

大きく分けると、この様な流れでしょうか。

①転職したい理由を明確にする
②その希望にマッチした企業を探す
③その企業が出している求人票を探す
④希望している企業に求人が無い場合は②から③の繰り返し

そもそも①が意外と難しかったりします。
自分がなぜ転職したいのか、という点は自分では把握しきれない場合があります。
「よく考えてみたら実は今の会社でも良かった」なんて事もあります。

転職エージェントでは、その道のプロが志望動機についてしっかりと聞いてくれます。
人に話すことによって、自分の考えている事が明確になるという訳ですね。

そして②の企業を探すのが1人では大変です。
ネットを使えばある程度の情報は出てきますが、全てリストアップするのは難しい所です。

更に③の求人票は非常に流動的であり、自分が志望する企業が常に求人票を出しているとは限りません。
エージェントを使えば、求人票が出た際に通知をしてくれることも可能です。

以上の理由から、自分の転職理由を明確にし、それに合った求人票がすぐに分かるのは
エージェントの大きな強みと言えるでしょう。

メリット② 長期的な転職活動に向いている

転職で最も重要な要素の1つが「タイミング」です。

優秀な人材がどの企業でも入れるというわけではなく、
企業が人材を欲するタイミングが非常に重要です。

もし、「どうしてもあの企業に入りたい」という考えがあるのでしたら、
長期的な視野で転職活動をするのが良いでしょう。

企業のニーズと、転職希望者のスキルや考えがマッチするタイミングを見計らって
エージェントが常に企業の動向を把握してくれます。

中には1年以上ゆっくりと転職活動をして内定を得る場合もあります。
その間1人でずっと企業の動向を伺うよりは、多角的な情報網を持ったエージェントにお願いするのが良いでしょう。

メリット③ 非公開求人に応募出来る場合がある

企業の採用ページにある職種だけが全ての求人票ではありません。

いわゆる「非公開求人」と呼ばれるものですが、
エージェントによっては優秀な人材にこれを紹介する場合があります。

当然ハードルは高くなりますが、自分のスキルに自信のある方には良いチャンスでしょう。
実際筆者もこの「非公開求人」を何度か見たことがありますが、
年収1000万円を超えるものも多くありました。

特に、プロジェクトの初期段階のものはこういった非公開のものが多くある印象です。

  • 誰もが知ってる企業が実はゲーム部門を作ろうとしている
  • コンシューマーメインの会社がスマホゲームを作ろうとしている
  • スマホメインの会社がコンシューマーゲームを作ろうとしている

この様なケースで非公開の求人が出る場合が多いです。

上記の情報は、まずwebだけでは取得できません。
はじめは何社もエージェントを利用してみて、ようやく見つかるといった具合でしょうか。

年収を重視する場合はこの非公開求人は欠かせません。
通常の求人よりも年収が高いものがある為、こちらを狙う場合はエージェントを通す必要があります。

ですが、非公開求人は常にあるわけではありませんし、
スキルによってはそもそも紹介されない場合がほとんどです。
過度な期待は禁物と言えますが、狙ってみる価値はありますね。

メリット④ 雇用形態の幅が広い

正社員、契約社員、業務委託契約、派遣契約といった
雇用形態に応じて相談してくれるのもエージェントのメリットの1つです。

誤解されがちですが、正社員が一番偉いという訳ではないんですよね。
特にゲーム業界では凄腕の派遣社員やフリーランスも多くいらっしゃいます。
あくまで雇用形態の1つです。(格差をつける会社もありますが)

人によってフィットする雇用形態も様々なので、
エージェントはニーズに合った求人を探してくれます。

また、派遣に強い、フリーランスに強い、といった
エージェント毎の特徴もありますので、こちらの記事を参照して頂ければと思います。

メリット⑤ 面倒な処理を代行してくれる

個人的には、これが最も大きなメリットでした。

筆者は何度かエージェントを利用したことがあるのですが、
当時多忙だった為、書類の送付を各企業に送るのが非常に億劫でした。

企業ごとに書類やポートフォリオの内容を変えた方がいいのか、
手書きじゃないとだめなのかといった悩みが常にありました。

何とか時間をつけてエージェントに直に相談したところ、
書類の精査と企業への送付を全て代行してくれました。

正直、エントリーシートや志望動機を各企業分用意した新卒採用と比べて100倍楽でした。
ある程度のスキルと経験があれば、エージェントが面倒な処理を代行してくれます。

逆に全くの未経験でゲーム業界に転職する場合は
自分に何が足りないのかをアドバンスしてくれます。
未経験の場合は特におすすめですね。

デメリット① 企業がエージェントに手数料を支払う

ここからはデメリットになります。
冒頭で説明した「年収を重視する方は除く」という部分ですが、
こちらで詳しく解説いたします。

まず、ゲーム業界に関係なく転職エージェントのビジネスモデルを考えてみましょう。

基本的にユーザーは転職エージェントを無料で使うことができます。
その際に発生するコストは一体どこから来るのでしょうか。

答えは人材を採用した企業です。
条件や割合は様々ですが、転職が決まった人材の年収に比例して
企業がエージェントに対価を支払います。

この対価というものが、何十万という金額ではなく
数百万というレベルで支払われます。

ですからユーザーが無料で転職活動に専念できるというわけですね。

ではここで企業側に立ってみましょう。
AさんとBさん、両方とも同じ位のスキルや考え方だったとして、
企業に応募したとします。

Aさんは転職エージェント経由の紹介です。
Bさんは企業の採用ページを見て直接応募しました。

Aさんを採用した際、企業はAさんの人件費+エージェントに対価を支払います。
Bさんを採用した際は、Bさんの人件費だけで済みます。

2人にほとんど差がなければ、企業としてはBさんを採用したいですよね?
つまり、人材にかかるコストが増えてしまうというわけです。

もし転職をする際に1人でやれる自信があり、かつこのリスクを回避したいのであれば
企業の採用ページから応募するのが良いでしょう。
その上でしっかりと企業側と交渉するのが重要です。

なお、先述の通り非公開求人がありますので、
一概にエージェントを通したら年収が下がるわけではありません。
また、エージェントにかかるコストを気にするかどうかは企業次第です。
あくまで「ビジネスモデル上コストを支払う必要がある」
という点を認識するだけで良いでしょう。

デメリット② エージェントによっての当たりはずれのリスクが伴う

エージェントと言っても様々で、
大企業から個人でやっている方もいます。

当然それぞれでやり方がありますので、
人によって合う合わないはあるでしょう。

担当者が自分のニーズを理解してくれない、
急に求人が無くなる、
希望した年収に届かない、
こういったケースは多々あります。

リスク回避としては、後述しますが複数のエージェントに登録する、
または1つのエージェントで担当者を変えてもらうといった対応が可能です。

特に「面接で合格したはずが急に不合格になった、又は話が無くなった」
こういった場合は要注意です。
(本当にあるのか、と思われるかもしれませんが実体験です)

「とりあえず受けてみませんか?」と言われたので、
内心あまり興味はないけれど書類を出してみる、
そして実際の面接では「非常に志望意欲の高い人として見られている」
こういったパターンもありました。

まずは実際にエージェントと会ってみて、
自分のニーズを満たしてくれる人かしっかりと判断する事が大事ですね。

まとめ:自分の転職動機に合わせてエージェントを決めよう

いかがでしたでしょうか。

転職において、エージェントを挟むかどうかは本当に人次第です。
必ずしも必要という訳ではありません。

今回の記事をご覧になって、利用してみたいと感じた方には
是非お使い頂ければと思います。

大手エージェントを比較した記事をご覧になる方は、こちらからどうぞ。

 

初めてエージェントを利用する場合は複数登録がおすすめ

筆者は20人以上のエージェントと話をしましたが、
本当に彼らにも多種多様な仕事のやり方があると感じました。

大企業に強い人、スタートアップに強い人、海外に強い人、
エージェントの強みは人それぞれです。

どれか1社に絞るよりも、初めてなら複数のエージェントに登録することをお勧めします。

ぽっこら

ぽっこら

一般企業→映像業界→ゲーム業界 業界歴は15年以上になります。 ゲーム業界に入りたい方、ゲーム業界で転職したい方の参考になれば幸いです。

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